ご無沙汰しております。一度、更新の習慣が途切れるとどうしても、再開するのが難しくなりますね。以前、大学時代に思ったことなのですが、新しい物事を始めるのは「大きな岩石を転がすのと同じ」だと。確か、大学3年の時にサマースクールでアメリカ サンディエゴ大学に留学して帰ってきた時の感想文にそう書いた記憶があります。最初の決断や行動には大きな力が必要だが、始まってしまえば慣性が働いてそんなに大変ではなくなる。岩石も当然重いですが、転がり始めればそれほど大きな力は入りません。
昨日は、久しぶりにヨガのレッスンに参加をしたので、その時も「いままで面倒だと思っていたけど、そうでもない。逆に頭も体もすっきりするし、いいことばかりだ。そんなに通うのも思ったほど大変ではない」そう思いました。
さて、最近内装の現状復旧工事契約書の件で、コンサルティングした話を書きたいと思います。
お客様が事務所を移転する場合、2つの内装工事が必要になります。一つが、移転先の新事務所の内装。これは当然です。もう一つが、現状のオフィスの原状回復工事。既存の壁などを撤去して、入居前の状態に戻す工事です。意外にこの費用がかかります。3000㎡ぐらいの事務所になると、軽く100万元を超えてしまいます。個人的には割高な印象があります。
というのも一般的にはビル側指定業者が復旧作業をするケースがほとんどです。となると価格交渉の余地がなく、業者の言い値での契約になってしまうからです。一方、内装会社の話ではビルが新築の時の設備工事については、無理な金額で受注しておりその損失をテナントの現状復旧工事で回収しているという噂もあります。真偽のほどは分かりませんが、あり得る話だと思います。
今回、指定内装会社3者から見積もりを取ったのですが、価格が高く結局他の現状復旧工事会社に発注することになりました。
契約書の中で、工期を守れなかったときの違約金の取り扱いが問題になりました。例えば、お客様の契約満期が5月末までだった場合、現状復旧がその期日に間に合わなく、ビル側から遅延損害金を請求された場合、誰がいくら払うのか。という問題です。
お客様は当然、現状復旧会社の責任であれば、全額内装会社負担という項目を入れたい。
内装会社としては、工期は入れてはあるが、無限に遅延損害金を支払う可能性のある契約書にはサインができない。
という状況でした。契約満期日まで余裕があれば、あまり気にならない項目ですが、工期がタイトな場合非常に重要な項目になってくると思います。
結局、両者と色々と打ち合わせをした結果、契約書に遅延損害金については、○○元までと上限を区切ることで決着をしました。金額については、日割り家賃の5日分をめどに算出をしました。
日系企業同士の契約であれば、あまりこの辺は明確にしない場合もありますが、確かに万が一の場合の大きなトラブルを避けるために、このように数字を入れるのは契約の鉄則だとも思いました。